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大きなものを手にする時
「大きなものを手にする時は、大きなものを無くす」
2つの意味がありそうです。
1・他人が迷惑な親切心で忠告してくれるありがた迷惑なお言葉
「大きなものを求めると、大きなものを無くすよ だからほどほどにしておきなさいね。」
2・自分が前に進むために必要なリスク(前払い)
自分の進む道の先に、大きな意義や意味がある場合、その大儀をつかむために、自分の大切なものを失うこともある。
過去の成功例を見ても、ドン底から這い上がったり、つらい経験があったからこそ、成功した話は多数あります。
過去を振り返るとわかるのですが、現在進行形ではわかりにくいものです。
私も、もしかしたら、このパターンにはまるのかなと思うのが、昨年9月に車を盗まれたことです。
この時にも書いているのですが、何かが始まる予感がありました。
そして、今回のELF-BOXを始めるにあたって、素晴らしいことが起こりました。
私の盗まれたポルシェが、別の形で戻ってきたのです。
http://elf-box.jp/collection/custom/omoide.htm
フランスから届いたときに、思わず涙が出そうになりました。
そして、これを見たときに、盗まれたポルシェが仕事をしたのではと感じたのでした。
薄れていく思い出が、このようなアートとして出来上がったことで、いつまでも色あせない、大切な宝物となったのです。
こうした感動を、もっともっと多くの人にも伝えたい。
当初は、珍しいアートを紹介していこうといった程度の思いでしたが、このポルシェのオブジェによって、考えが一変しました。
単なるオブジェを売るのではなく、思い出を形にするお手伝いをするのが、この仕事の本質だと気づかされたのです。
車を盗まれて8ヶ月、ようやくその意味がわかってきたような気がしています。
やはり大切にしていた愛車は私の味方だったんですね。
家出じゃなくてよかったよかった。
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