成功へのスピードを高める3原則
~ 道が無ければつくればいい ~ ビジネスを加速させるヒントやアイディアを形にする方法
© 成功へのスピードを高める3原則 All rights reserved.
起業 1
「いつかは独立したい」
そう思って頑張っている方も多いかと思います。
「今やっている仕事で、業界のこともわかってきたし、お客もある程度ついてきたし、取引先とも仲が良いし、数百万円ぐらいの資金もある。そろそろ独立したいんだけど・・・」
よく聞く話です。
倒産割合のデータでは、起業して1年以内に倒産する確率は約40%、3年以内に倒産する確率は70%、10年以上続く会社はたったの7% といったデータが出ています。
どうしてこれほど倒産率が高いのでしょうか?
独立するパターンで多いのが、今やっている仕事の延長に独立を考えている方です。
最初に書いたパターンのように、業界がわかってきて、人脈も出来てきた頃に独立を考えるケースですが、このパターンはほとんど上手くいっていない気がします。
自分の立場を会社の看板があっての自分という認識が欠落していることが原因かと思うのですが、会社の看板を外した自分に付き合ってくれる取引先やお客様がいるのかどうかの読み違えです。
同業種の独立の場合、取引先は元の会社の手前、独立前とは態度がまったく変わることも多いですし、他人を当てにしての独立は、すぐに行き詰まりとなります。
こうした理由以外にも、今の職種事態が、そろそろ寿命にきているかもしれません。
その業種が誕生した時代背景と今はいろいろ違っています。
時代に合わせて変化してきたとしても、そのビジネスモデルの寿命もあるのです。
せっかくこれから始めるというのに、わざわざ古いビジネスモデルをあえてスタートさせなくてもいいのではとよく思います。
「自分はこの業界のことしか知らないから」
まず、この考え方から勘違いしていると思います。
「ニーズに合わせる、時代に合わせる」
「自分の好き嫌いは聞いていない。売れるか売れないのか。」
過去のこだわり、小さなプライド、こうしたものが邪魔をして、過去の経験のある仕事を選ぼうとしますが、自分の経験と世の中のニーズはまったくの無関係であって、世の中は、あなたが独立して失敗しても何も困らないですし、同じことが提供できる会社やお店は他にも沢山あります。
したがって、まずは自分の今の仕事の延長での独立は、あまりお勧めしません。
では、今までの経験はいらないのか?というと、そうではありません。
そこで学んだ仕事の基本、お金を得るという基本的な知識、サービスの向上のための努力など、これはどの業種でもまったく共通の知識であって、いらないものなどありません。
問題は、「何をするのか?」です。
「何をするかも決まっていないのに、独立の話なんかするんじゃないよ」
という声も聞こえてきそうですが、これが3年以内に潰す方々の意見だとありがたく受け止めておきます。
おわかりになると思いますが、一番大切なのは、「独立するんだ」という決意。これが1番で、2番目に、「何をするのか?」という順位だと思っています。
簡単な例を挙げます。
フランスのルーブル美術館には、膨大な所蔵品があり、1点1秒見ていっても、1週間かかると言われています。
人類の宝とも言うべき美術品を一生のうち一度は見ておきたいものですね。
さて、フランスに行ってみたくなったとします。
何で行きますか?
JAL? ANA? エアーフランス? 船?
私は、JALでもエアフラでも何でもいいです。
目的はフランスに行くことですから。
でも、ある方はこう考えています。
「まずはチケットだ。JALの777型機のシートはちょっと狭いな。
機内食を考えるとエアフラがいいかな?でもこの機体は・・・」
と悩んだあげく、
「飛行機は決まった。さて、どこへ行こうかな?」
同じ例です。
JRの改札へ行って、切符売り場の駅員に言います。
「綺麗な海が見たいんですが、切符ください」
必ず言われます。
「どこへ行きたいんですか?」
これと同じことを起業する時にやっている人があまりに多いのです。
(続きます)
おすすめの関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。