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新歌舞伎座で歌舞伎を観る
恥ずかしながら、歴史に関わるお仕事をしておきながら、歌舞伎というものを観たことがありませんでした。
歌舞伎のイメージといえば、
・何を言ってるかわからない
・古い時代の劇
・白塗りした顔に赤いライン
・髪の毛を振り回す
・値段が高い
・ワイドショーによく登場している人たち
・「中村屋!」
こんな感じのイメージしかなく、一度は勉強のために観たいとは思っていましたが、何がなんでもという感じではありませんでした。
新歌舞伎座ができたということで、できれば初歌舞伎はこの新歌舞伎座で観たいなと思っていたところ、たまたま今回の東京出張で半日空きが出たので、観に行くことにいたしました。
ただ、連日超満員のニュースが流れていましたので、チケットが取れるのかが、まず問題でした。
早速インターネットで予約します。
チケットWeb松竹
http://www1.ticket-web-shochiku.com/pc/
こちらでユーザー登録をして、希望の日時を選択し予約するのですが、この空き情報、毎日変わることがあります。
私が最初に予約を取ろうと思った日時が空いてなく、諦めていたのですが、翌日は1席だけ空きが出ていたので、即予約を入れました。
ですので、希望日時が空いていなくても、毎日チェックしていると、もしかしたら空きがでるかもしれません。
席は1等席の1席だけ空いている状況でしたが、1階席中央の素晴らしい席で、また初歌舞伎ですし、ファーストインパクトが重要だと思いましたので、高かったですが1等席を予約することに。
歌舞伎の知識も全くなく、面白さのポイントもわからない私なので、もったいないかなとも思いましたが、この場所と席でダメならもう行くこともないなと、気楽に楽しもうと思って行ってきました。
一階席
花道
二階席
三階席
Webで予約した後、チケットは入口にあるチケット引き換え機「SUKIT(スキット)」で、チケットを予約したクレジットカードを差し込めば、自動でチケットが出てきます。
これは便利!
続いて、イヤホンガイドを借りてきました。
なんせ、何もわからない歌舞伎ですから、解説してくれるというのはありがたい。
芝居の筋書きや衣装など、ガイドでなければわからないことばかりでした。
舞台に集中していた時などは、少々うるさいかなと思うこともありましたが、見どことを押さえてくれているので、歌舞伎初心者はこれは借りるべきでしょう。
あと、新歌舞伎座から導入された字幕ガイドサービスも、ついでに借りてみました。
解説やセリフが表示されるガイドサービスなので、役者さんの古い言い回しなど、日本人でも理解できないセリフばかりの歌舞伎では、非常にありがたいサービスではと思いました。
ただ、耳からガイドが流れ、舞台を観ながら、同時にこのガイドを観るのは、ちょっと忙しく、舞台に集中しにくいかなと感じました。
ガイドの使用比率は、耳:8割 目:2割 といった感じでしたが、気になった時にモニターを観て確認することができるので、余裕があれば設置しておくのもありかなと思います。
次に準備しておくことは、休憩時のお弁当の購入でしょうか。
舞台の幕と幕の間に食べる弁当だから“幕の内弁当”ということで、幕の内弁当は、歌舞伎座内でも売ってますが、地下鉄と連結している地下2Fに多くのお弁当屋さんがありますので、ここで事前にゲットするのが効率がよいでしょう。
私は午前の部でしか入手できない“幻の大福”とやらもゲットいたしました。
こうして準備万端、いよいよ舞台が始まります。
最初はおばちゃんたちのヒソヒソ声がかなりウザったいですが、これも舞台が進んでいくと、みなさん集中するので、話し声もなくなってきます。
私の初歌舞伎の感想ですが、
歌舞伎、面白いです!
もっとわけがわからないかなと思っていたのですが、いやいや、十分わかります。
やはり歌舞伎役者さんは、安いテレビ俳優とは違い、演技の重さが違います。
席が良かったのもあるでしょうが、最初高いと思った料金も、これを観たら全然高くないですね。金額にふさわしい素晴らしい体験ができました。
長年受け継がれてきた物語には面白さが十分に詰まっていて、まさか歌舞伎で笑う箇所があるなんて思ってもみませんでした。
役者さんの演技、伴奏、唄、ストーリーなど、歌舞伎は日本の素晴らしい一級芸術だと本当に感動いたしました。
ふと思ったことは、歌舞伎座の在り方は、パリのオペラ座にとても近い存在だなと感じました。
以前、パリの旧オペラ座(ガルニエ)でオペラを観たのですが、そこで感じた同じ感動がここにありました。
ブログ「オペラ座(ガルニエ)でオペラ鑑賞」
http://fleyworks.jp/wp/archives/1385
多くの人たちが、今、作り上げる舞台を、同じ場所、同じ時間を共有して完成されていく舞台は、完成された映画と違い、どこか人間臭いアナログ的な「間」が、とても心地良く感じさせられるのでしょうか?
ここでしか過ごすことができない時間と空間、そこでしか感じることができない感動。
次、また機会があれば、ぜひ行ってみたいと思った初歌舞伎でした。
(筆者:中島)
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