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20118/10

認識力を上げる


同じものを見ても、そこから得られる情報量は人によって違ってきます。

・いつもブツブツ文句ばかり言っている人

・否定的な見方から、改善策を提案している人

こうした思考の方は、認識力が低く表面的な部分しか見えていない方が多いですね。
 

認識力とは、目の前にある現象をどのレベルまで認識する力があるかということになります。

悪い部分というのは見えやすく、良い部分は隠れてしまいがちです。

よかったことや美味しかったことなどは、自分の感想です。

そうした感想を伝えることを躊躇する理由は、他人が同じものを食べたり体験した時の評価で、「たいしたことないじゃん」と言われると、自分の感覚がおかしいのでは?と感じてしまうからです。

ですから人は、よかったことや美味しかったことよりも、悪い感想などは、それ以上の否定はありませんので、話しやすいと感じてしまいます。

ここで言いたいのは、こうした感覚が無意識的に自分に存在しているということを「意識」するということです。

ビジネスのヒントになるような要素は、悪い評価や感覚からではなく、見えにくい「良い感覚」の中に含まれているものです。

・さりげない心配り

・気持ちのよい空間

・満足感

当たり前のレベルでさえ、見えない部分で多くの気配りが働いています。

こうした部分はぜひ真似したいものです。

「良い感覚」を捉える能力は意識によって広げることが可能で、これを「認識力を上げる」と言います。
 

例えば、今、聞こえている音はなんでしょう?

無意識の状態ですと「無音」ですが、意識をするといろいろな音が聞こえてきます。

車の音、パソコンのノイズ、音楽、鳥の鳴き声などなど

人は認識力をON・OFFして情報量をコントロールしています。

普段見ているものでも、この感覚をONにして見て見ると、いつもと違ったものが見えてくるかもしれません。

・人の良いところを見つける

・お店の良いところを見つける

・手にした物の良いところを見つける

・雰囲気など見えない感覚から良いところを見つける

こうした意識の切り替えを繰り返していると、次第に無意識的に良いものを見るクセがついてきます。

そうなると、ビジネスのヒントとなる良い部分が見えてくるようになります。
 

人の失敗や足らない部分を指摘することが指導だと勘違いしている上司が多いです。

良い部分も見つけ伸ばしながらの指摘でしたらいいのですが、認識力が低いのか、きっと見えてないんでしょうね。

同時に自分も、「うちの上司は・・・」と文句を言っていたら同じレベルです。

認識力を高め、その上司の良い部分を見つける意識をすることで、そうなってしまって理由、組織、システム、家庭環境などなど、他の問題が見えてくるかもしれません。

それを理解したのちに上司と接すると、状況は変わってくるでしょう。

見えないものを見る。

ここでは触れませんが、こうした意識の使い方はスピリチュアル的な要素にもつながってきます。

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