融合と創造

“何気ない生活”の中にこそチャンスは潜んでいる。

lunch_box.jpg日本の伝統的なお弁当箱
普段、私たちが何気なく生活している世界には様々な文化が存在しています。
子供の頃から“当たり前”に慣れ親しんだ“文化”に対してそれが“文化”であるという認識すら出来ません。
今、世界中で“お弁当箱”が売れています。発信元は“アニメ”です。
主人公がアニメの中で食べる“お弁当”に憧れるのです。
アニメという“ポップカルチャー”に付随したお弁当という“サブカルチャー”が注目されたのです。
「○○が売れているから」や「○○が流行っているから」という便乗視点ではなく“その何に魅了されているのか?”という顧客視点を捉えていけばチャンスはつかめるのです。
この“お弁当”に付随する新しい価値は他にもたくさんあります。

  1. 食材(タコさんウインナー、冷凍食品など)
  2. 調味料、ふりかけ
  3. 爪楊枝やアルミケースなどの小物類
  4. お弁当袋
  5. お弁当レシピ

私達が“普通”に行っている習慣も国を跨げば“新鮮”なものに映ります。
当たり前と言う概念を取り外す事が新しい価値創造の第一歩だと言えるのです。


従来の生活様式と新しい価値の融合による新しい文化の創造

10141358894.jpg年々進化し続ける“キャラ弁”
前述の通り、アニメ文化は世界中に“お弁当”という“新しい価値”を配信しました。
世界中のニューエイジが主人公に憧れ、机を併せてお弁当を食べるのです。
そして、その若い世代が親になり、子供にお弁当を持たせた時初めて“文化と価値の融合”による新しい文化が生まれるのです。
巷を賑わしている“キャラ弁”も日本特有の文化です。
昨年訪れたフランスのとある会場で人だかりが出来ていたので“何だろう?”と除いてみると“キャラ弁”の作り方がDVDで流されていました。

数年後には、世界中で“キャラ弁”が作られているかも知れません。

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